LTspiceのコンデンサ初期電圧設定

久しぶりにLTspiceを使ったらコンデンサの初期電圧設定方法がわからなかったのでメモ。

バージョンは24.1.10

上部のアイコン欄にあるSPICE DIRECTIVE(“.t”アイコン)をクリック

出てくるテキスト入力欄に、コンデンサの電圧初期状態を指定してあげる。例

.ic V(n002)=0

chatgptに書かせた開設がわかりやすいのでそのままぺたっと

.ic コマンドとは

.ic は Initial Condition(初期条件) の略です。

回路シミュレーションで コンデンサやインダクタなどの状態を初期値から始めたいときに指定します。

形式:

.ic V(node)=値


V(node):指定するノードの電圧

値:初期値(V単位)

2. 具体例:.ic V(n002)=0
.ic V(n002)=0


ノード n002 の電圧を シミュレーション開始時に 0V に固定

これは、コンデンサや回路の「立ち上がり電圧」を指定するときに使います

例:

回路にコンデンサ C1 があって、ノード n002 がコンデンサの一端に接続されているとします

.ic V(n002)=0 を指定すると、LTspiceはシミュレーション開始時に C1の電圧を0Vとして計算を始める

これにより、シミュレーションで不要な初期トランジェントを避けたり、特定の初期状態を作ったりできます

3. 注意点

.ic は DC解析やトランジェント解析で使う

トランジェント解析の場合、コンデンサやインダクタの初期値として作用

代わりに、コンデンサの属性で IC=0 を設定することもできます

💡 まとめ

V(n002)=0 → ノード n002 の電圧を初期値0Vとしてシミュレーション

コンデンサやインダクタが絡む回路で、シミュレーションの開始状態を制御するために使う

解説にはコンデンサの属性で指定できると書いてあるけど、GUI上の入力欄はなくなっているっぽい

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