ESPのWiFiClientSecureでサーバから情報をもらう時サーバでContentsLength指定していないと面倒

ESP8266(ESP-WROOM-02)の内容。ESP-WROOM-32ではないのでがおおよそ同じと思う。

現象

ESP8266のWiFiClientSecureでサーバからデータを取得しようとした。本来レスポンスの本体(ペイロード本文)は”[0]“を期待していたが以下の下3行のようにレスポンスが期待していたものと違う形になっていた。

Connecting to https://hoge.co.jp/api/fuga
Connected to server
Server: nginx
Date: Wed, 21 Feb 2024 05:21:47 GMT
Content-Type: text/html
Transfer-Encoding: chunked
Connection: close

3
[0]
0

理由

これはTransfer-Encoding: chunkedになっていてペイロード本文

データ1のバイト数\r\nデータ1\r\n0\r\n

というフォーマットになっているため。長いもの送る場合は

データ1のバイト数\r\nデータ1\r\nデータ2のバイト数\r\nデータ2\r\n…データxのバイト数\r\nデータx\r\n…0\r\n

となる。なおデータのバイト数は16 進数表記。

対処

その1

対処としてそういうものとして読み込んでもよいけど、マルチバイトの場合データ1,2の間でぶった切られるのでつなげるのとか面倒。

その2

可能ならサーバ側で送る際にTransfer-Encoding: chunkedじゃなくしたい。

今回はサーバ側はpythonのBaseHTTPRequestHandlerを使っているがレスポンスにContent-Lengthをつけてやれば自動でTransfer-Encoding: chunkedじゃなくなった。「とりあえず、Content-Lengthついてないからchunkedでおくとっくわ」という仕様だったっぽい。(明示的にヘッダー付けた場合に消えるかは未確認)

http1.1の仕様的にはTransfer-Encoding: chunkedの時にはContent-Length不要らしい。

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